
くらげに異常が発生した時のトラブル対処~Kurage Troubleshooting~

「クラゲの水槽」Jellyfish Tanks
クラゲを一般の家庭でも飼育出来るようにする事を目的にアメリカで開発されたクラゲ専用の水槽「Jellyfish Tanks」
Global Pet Expoで最高賞を受賞
New York TimesやGQ、Wiredなど様々なメディアで取り上げられた人気の商品となっています。
16色に変化するLEDでクラゲをキレイに彩る事も可能。
ミズクラゲの飼育にもっとも適しています。


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エアーポンプから出た空気の泡がクラゲの傘に入った時
空気の泡がくらげの傘に入っても普通にクラゲが泳いでいれば自然に空気の泡が傘から出ていきます。ただし、もし空気の泡がずっとクラゲの傘に入ってしまっている場合には手助けが必要になります。
餌を与えるピペットを使い優しくクラゲを裏返してください。そうする事でくらげの傘にひっかかった空気の泡を取り出す事ができます。放置していると空気の泡がクラゲの傘を破ってしまうので、空気の泡が入っているのに気付いたら助けてあげて下さい。
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くらげの動きが鈍い
通常、くらげにエサを与えた後や新しい水槽にくらげを入れた時、くらげはゆっくりと泳ぎます。
もしこのケースに当てはまらない場合は海水の水質が悪くなっている兆候の可能性があります。
海水の入れ替えを行い水槽の底にたまったゴミを取り除いて下さい。
また海水の温度が16度から32度の間になっている、海水の塩度が30-34pptになっている事を確認してください。
もし海水の温度が適切な温度でない場合は水槽内にヒーターを設置するか、部屋の温度を変えるようにしましょう。
塩度が適切でない場合は塩度を調節した海水を足すようにして下さい。
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くらげが縮んでしまった
くらげが縮んでしまうのは水質の悪化が原因です。毎日適切な量のエサを与えるようにして下さい。もし一日に一度だけ多くのエサを与えていたのであれば、朝・夜の二回に分けてエサを与えるのがよいでしょう。餌の与えすぎは水質の悪化につながります。
また、水槽内の半分を新たに作った海水に交換して、ピペット等を使い水槽内のゴミ等を掃除して下さい。
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海水が濁っている
餌の与えすぎは水槽内の海水を濁らせます。餌の量を調節し、水槽の25%の海水を交換しましょう。
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くらげが水槽の壁にくっついている
ピペットか手を使って優しく壁からくらげを離してあげてください。2,3日の間にまたくらげが壁に張り付いてしまう事もありますが、再度優しく壁から離してあげるようにしましょう。壁に張り付いていた事でくらげの形が変わってしまう場合がありますが、すぐに元に戻ります。海水の交換をする事でより早いくらげの回復につながります。
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くらげが底で泳いでいる
水槽内の塩度が低すぎる可能性があります。海水の塩度を図り 30 - 34 pptの間になるよう調整して下さい。7-8時間もすれば普通に泳いでくれるようになります。くらげを水槽に離したばかりの場合は24時間様子を見てみてください。
それでも普通に泳がない場合はJellyfish Tanksの空気の泡が通るトンネルに沿って底質を積み上げていって下さい。底質の場所を変える事で水流が変わりくらげを押し上げます。
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くらげの傘に穴があいた
海水の悪化により、くらげの体組織が弱くなっている可能性があります。海水の交換を増やし、水槽の底に貯まった汚れをキレイに掃除するようにしましょう。また、エサを朝・夜の二回に分ける事もくらげの健康を助けます。
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くらげが足を引っ込めている
えさをあげた後に見られるふつうの状態です。エサを口に運ぶために足をひっこめているだけなので特に問題はありません。
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くらげがひっくり返っている
海水の水質が原因です。この状態が見られた場合はすぐに50%の海水を交換し水槽内の掃除をして下さい。48時間以内にくらげが回復しなければくらげを水槽内から隔離し、キレイな海水の中に入れて様子をみて下さい。